Archive for 11月, 2012

Published by itouya on 29 11月 2012

信州でおなじみ「ねこ」の話

 冬の間、家で仕事や家事、そしてくつろぐときに愛用している防寒具があります。リュックサックのように肩ひもで背負う薄い綿入れ。
 信州では飯田で着物の仕立てやリフォームをしている「工房布あーる」が作る「栄島屋ねこ」です。本当、子猫でもおんぶしているように、軽くて暖かくて、使い出すと手放せなくなります。これ、「亀の子」とも呼ぶ伝統的な防寒具ですね。信州では「ねこ」と呼んだ方が通りがいいのでしょうか。背中と腰が暖まってくれば安心、という理にかなったものです。(略)
 このねこちゃんにはもちろん綿が入っているので、さらしの手ぬぐいよりも数段暖かい。表地は着物地の正絹だし、中は純粋な綿わた100%。きれいな仕立てで手触りもよく、使い心地は上々です。
 袖がないから作業の邪魔にならないし、この上に羽織りでも上着でも着ればどんなに寒い日でもあったかヌクヌク。(略)
 ひもの長さを簡単に調節できるので、フリーサイズで誰にでもフィットするのもいいところ。暖かくなりすぎたら、脇のひもをはずして引き抜けるのも便利です。わざわざ上に着ているものを脱がなくても着脱できるところがニクいでしょう?

読売新聞2012年11月28日夕刊〜平野恵理子の身辺雑貨「もう手放せない信州のねこ」〜より紹介しました

Published by itouya on 15 11月 2012

鷗外、一葉、漱石などの文人銘菓

 生誕150年を迎えた森鷗外や、夏目漱石、樋口一葉など文京区ゆかりの文人にちなんだ創作菓子を、区内の菓子店などが作り、「文の京ゆかりの文人銘菓」と名付けて販売を始めた。
 地元ゆかりの文人をもっと知ってもらいたいと、区が企画した。区内の洋菓子店や菓子店、パン店などが、文人たちの好んだ食材や作品中に登場するキャラクターなどを研究して創作したもので、計17点を「文人銘菓」として先月売り出した。(略)
 同区は来年2月末までスタンプラリーも開催中。文人銘菓を買うと押してもらえるスタンプを5店舗分集めて応募すると、ホテル宿泊券やレストランの食事券などが抽選で当たる。同区アカデミー推進課では「お土産にも最適。地元ゆかりの文人を知るきっかけになれば」と話している。
 販売店やスタンプラリーの詳細は同課へ。同区ホームページ(http://www.city.bunkyo.lg.jp/index.html)でも紹介している。

読売新聞2012年11月14日〜文人ゆかりの文人銘菓〜より紹介しました