オハギ
 うるち米ともち米を混ぜ、あるいはもち米だけを炊き、軽くついてあんをまぶした餅。もとは秋の彼岸に作った。「オハギ(御萩)」は、あんの小豆粒を、秋の彼岸の頃に咲く萩の花に見立てた呼び名。「ぼたもち」は、あんを春の彼岸の頃に咲く牡丹の花に見立てた「牡丹餅」から。最近は、季節と関係なく「オハギ」や「ぼたもち」の名称が使われることも多い。

読売新聞2011年9月30日夕刊〜「9月は萩」オハギ〜より紹介しました