お年寄りの菓子という印象があったかりんとうのイメージを一新した商品が登場し、若い女性の指示を集めている。きんぴらなど多くの種類を作る専門店ができ、甘みを抑え、赤や緑などおしゃれな色合いの商品も出てきたことが人気の理由だ。
 火付け役とされるのは、07年にJR東京駅構内に開店したかりんとう専門店「日本橋錦豊琳」だ。きんぴらゴボウなど12種類のかりんとうを販売、日中は十数人が列を作り、30〜40分待ちもしばしば。(略)
 昨年9月にオープンした「麻布かりんと」(東京・港)も野菜ミックスなど56種類の多彩な品ぞろえが話題で女性らが列を作る。かりんとうは地味だが、日本人なら誰もが知る定番菓子で親近感もある。同店の江崎店長は「かわいくてヘルシーな印象に変わってきている」という。

日本経済新聞2010年4月6日〜消費の現場 かりんとう、ヘルシーに復活〜より紹介しました


写真は、麻布かりんとの商品。麻布で並んで購入しました。