総務省の家計調査によると、2006〜2008年の2人以上の世帯のお菓子に対する年間支出額は全国平均で7万6864円だった。1カ月当たり6400円余りの計算だ。さらに県庁所在地別(川崎市と北九州市含む)の支出額を見ると、トップは金沢市の9万4655円だった。全国平均を2割以上上回り、項目別でも「ようかん、まんじゅう以外の和菓子」「ケーキ」「チョコレート」「アイスクリーム・シャーベット」の4つで首位だ。(略)
 ほかにもお菓子の消費に歴史がうかがえる都市は多い。長崎市は全体では43位だが、国内発祥の地とされるカステラの購入は首位。全体で24位の神戸市は外国人居住者が多かったことを反映し洋菓子で首位だ。一方、東京や大阪は他地域からの流入も多いためか目立った特徴がなく、平均に近かった。

日本経済新聞2009年8月21日夕刊〜なるほどランキング「お菓子支出、地域の歴史影響」〜より紹介しました