昨年10月、丸の内駅舎が1914年の創建時の姿に復元されて開業した東京駅。駅舎と同時に、構内にも新しい商業施設がオープンし、「東京の表玄関」にふさわしいエキナカづくりが進んでいる。
 駅舎と同時にオープンしたのは、丸の内1階中央口の目の前にある「セントラルストリート」だ。
 「銘菓紀行」「東京百貨」「駅弁屋 祭」「KIOSK+i」の4区画に分かれている。国内外の名店が並ぶ「銘菓紀行」には、えびせんべいの老舗「桂新堂」や金沢発祥の和菓子店「村上」などエキナカ初出店の店もある。(略)他の2区画も含め、東京駅限定の商品も数多く、旅の記念品やお土産を探すにはぴったりの場所となっている。「東京おかしランド」をはじめ、いくつもの見どころがある。お目当ての場所を探すのは大変だ。
 そんな際に便利なのが、地下1階の「ステーションコンシェルジュ東京」だ。従来のインフォメーションセンターを大幅に拡充したもので、担当者が構内施設や乗り換え案内だけでなく、都内の観光・イベント情報など、駅の外の情報も教えてくれる。モットーは「『わかりません』とは答えない」だそう。インターネットで質問すれば、数日以内に電子メールで回答する「教えて!コンシェルジュ」も行っているので、東京への旅行前に利用するのもいいだろう。

読売新聞2013年1月14日〜必見!新スポット「東京駅エキナカ」〜より紹介しました