節分の行事食としてすっかり定着した「恵方巻き」。市販の巻きずしが主流だが、手作りを食べる人も4分の1いて、増加傾向にあるという調査結果が出た。
 ミツカンが、昨年2月4、5日にネットで全国の20歳から59歳の男女2520人にモニター調査をした。94%が「恵方巻き」を知っていると答え、2010年の節分に食べたという人は45%。食べた人に入手先をたずねると、一番多かったのは「スーパー」で44%だった。次いで多かったのが「手作り」の26%で、前年の同種調査より5ポイント増えていた。
 手作りの理由は「経済的だから」(58%)、「手作りの方がおいしい」(54%)、「好きな具が入れられる」(50%)など。
 同社は「好きなサイズや具材にできることも、手作りする理由の一つにあるのでは」と言う。家で食事を作る「内食」傾向が高まっていることから、今年も手作り派が増えるのではとみている。

朝日新聞2011年1月28日〜恵方巻き 手作りも人気〜より紹介しました